電話の運用にお悩みの個人事業主の方必見!
携帯2台持ち?転送電話?個人事業主に最適な電話サービスとは
個人事業主の方で仕事用の電話を「固定電話」ではなく「携帯電話」で運用しているという方は多いと思います。また、名刺やWebサイトなどにプライベートの携帯番号を掲載したくないという理由で、もう1台携帯電話を契約する、いわゆる2台持ちをする方も多くいるのではないでしょうか。
ここでは、個人事業主の方でこれから携帯電話の2台持ちを考えている方や、既に2台持ちしている方向けに、コストを安く済ませる方法や2台持ちのデメリットを紹介していきます。
また、2台持ち以外にも「転送電話」や「固定電話アプリ」など、他の便利でお得な電話サービスについても紹介していきたいと思います。
1.携帯電話の2台持ち
格安SIMが普及してきたり、キャリアからも電話だけ利用したいユーザ向けに格安プランが提供されたりと、携帯電話の初期やランニングコストを抑えて運用する手段が豊富になってきたため、コスト面をあまり心配することなく携帯電話を2台持ちすることが可能になってきました。
[2台目(仕事用)携帯電話のコストを安く済ませる方法]
とにかく仕事用の携帯を安く済ませたいという方向けに以下2つの方法をご紹介します。
(1)「使わなくなったスマホ+音声通話付き格安SIM」でコストを抑える
【料金イメージ】
- スマホ代:0円
- 通話付きSIM:月額700円~
- 通話料:大よそ20円/30秒
「使わなくなったけどまだ動くスマホを持っている」という方であれば、音声通話付き格安SIMを契約することで初期コストもランニングコストも大幅に抑えることができます。
さらに「仕事用(2台目)のスマホではデータ通信は一切しない!電話だけ!」という方であれば、nuroモバイルが提供している「 0 SIM データ+音声プラン(http://mobile.nuro.jp/ )」を申し込めば、月額たったの700円で仕事用にもう1番号を取得することが可能です(※1)。
また「仕事用のスマホでも多少はデータ通信をしたい」という方でも、月額1,200円程度から利用できる音声付きSIMがたくさんありますので、いずれにしてもそこまでランニングコストがかかりません。また、通話料半額アプリなどと組み合わせれば、通話料も抑えることができます。コストがあまりかからないうえにメインスマホがバッテリー切れになった場合に代用できたりと何かと便利でお勧めな方法です。
※1 料金やサービス内容については随時変更になる場合がございますので、各社Webサイトでご確認ください。
しかし使用しなくなったスマホなんて持ってないという方も多いと思いまが、そんな方には次のような方法がお勧めです。
(2)各キャリアのガラケー最安プランを利用する
【docomo】 https://www.nttdocomo.co.jp/charge/bill_plan/plan/
タイプSSバリュープラン:月額1,864円 ※1000円分の無料通話付き
【au】 https://www.au.com/mobile/charge/featurephone/plan/
プランSSシンプル:月額934円 ※1000円分の無料通話付き、2018年11月に新規申し込み受付を終了予定
【Softbank】 https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/white-plan/keitai/
ホワイトプラン:月額934円 ※ 2018年6月に新機申し込み受付を終了
このように、各キャリアのガラケー向けのシンプルなプランを利用するのも安上がりです。ただauもSoftbankも最安プランの新規受け付けは2018年で終了予定となっており申し込み時期には注意が必要です。ガラホとなると逆に格安SIMのプランよりも高い値段になりがちになってしまいます。
[携帯電話2台持ちのデメリット]
このよう安い方法で携帯2台持ちを実現することが可能ですが、以下のようなデメリットもあります。
(1) 仕事の電話が携帯番号しかないと「信頼性」に影響する場合がある
固定電話番号には依然として高い信頼度があり、「会社なら固定電話があって当然」と考える人も多くいるのが日本の現状です。仕事の取引のみならず融資の申請など様々なシーンで、固定電話番号を所有していることが信用に繋がるケースが多々あります。また、金融機関によっては口座開設にあたって携帯番号はNGで固定電話番号を所持していることが必須になるケースもあります。
(2)常に2台持ち歩かないといけない
外出するにせよ事務所にいるにせよ、文字通り常に2台を所持していないといけない状態になります。携帯1台くらいどうってことはないサイズですが、外出時に忘れないようにしないといけませんし、万が一忘れたまま外出してしまった場合は仕事の電話をとれなくなったりと、精神的なストレスが生じます。面倒くさいですよね。
(3)コストがかかる
月額1,000円前後から利用できるとはいえ、年間で1万以上かかります。また、月額料金は安いとはいえ「2台持ち」に伴うストレスがついて回りますので、ストレスや労力という面で「見えないコストがかかっている」という言い方もできます。
このように携帯電話の2台持ちは、コスト的なメリットがある一方で常に持ち歩かないといけないという物理的な煩わしさを伴います。
また、「会社の信頼度」というマイナス面を気にされる場合、これはもう固定電話を導入せざるを得ません。
しかし、外出が多い個人事業主の方だと事務所に固定電話を設置したとしても外出中は電話に出られません。それを解決できるのが転送電話サービスです。
2.固定電話番号を取得して転送サービスを利用する
個人事業主の定番となっている転送電話サービス。事務所では固定電話機で対応し、外出先では携帯電話で転送された電話を受ける、という使い方ができます。
[転送サービスのメリット]
(1)事務所を留守にしてても転送された電話を携帯でうけられるので機会損失が減少
(2)電話番の事務スタッフを雇う必要が無く、人件費を削減できる
外出の多い個人事業主の他、日中はスタッフが全員外出してしまうような小規模オフィスにとっても非常に便利な転送電話ですが、以下のようなデメリットもあります。
[ボイスワープのデメリット]
(1)携帯電話への転送費用は自己負担になり、転送電話を受ければ受けるほど料金が高くなる
固定電話でも携帯電話でも、電話を着信した時は通常は料金はかかりません。しかし転送電話の場合、固定電話から携帯電話への転送料がかかり、この料金は転送を利用している人、つまり自己負担となります。
しかも転送料金は固定電話から携帯電話宛の通話料となります。転送先のキャリア、つまり自分が契約している携帯会社によって以下のような転送料金がかかります。
- NTT東日本 ボイスワープの転送料(通話料)
転送先キャリア | 料金(税抜) |
NTTドコモ | 16円/1分 |
KDDI | 17.5円/1分 |
ソフトバンク | 17.5円/1分 |
旧ソフトバンクモバイル | 16円/1分 |
キャリアによって多少前後しますが、転送料金料は大よそ17円/1分です。
1日に5回転送電話があり1回あたりの通話時間が3分だったとすると、1か月(20営業日)で換算すると以下の通話料がかかります。
【1か月間の転送料金】
1回あたりの転送料金:51円
1日あたりの転送料金:255円(17円×3分×5回)
→1か月あたりの転送料金:5,100円(255円×20日)
特に電話の多い業種の方だともっと電話の回数が多く、また時間も長いという方もいると思います。この倍は電話するとなれば転送料金だけで月に1万円以上かかることになります。
さらにこれに発信時の通話料などがかかりますので、転送電話を多く受ければ受けるほど通話料が跳ね上がってしまいます。
ちなみにNTTひかり電話で固定電話宛に発信した際の通話料は一律8円/3分で、携帯宛の通話料は大よそ17円/1分です。
NTTひかり電話で、固定電話から固定電話宛に3分間通話したときの通話料は8円ですが、固定電話から携帯宛に3分間電話したときの通話料は約51円にもなるので、携帯宛のほうが約6.5倍も通話料が高いということになります。
固定電話から携帯電話宛の通話料の高さについては意外と見落としがちなりますが、転送電話を携帯電話で受ける回数が多ければ多いほど、高い通話料がどんどん加算されていくということになるので注意が必要です。
(2)折り返し電話が携帯番号になるため、相手にでてもらえない場合がある
外出先で転送電話に出られない場合は携帯電話から折り返し電話をすることになりますが、その場合は相手方の電話機には自分の携帯電話の番号が表示されます。相手がこちらの携帯番号を登録or把握している方であればすんなりと電話に出てもらえるでしょう。
しかし、相手が先ほど電話をかけたのは固定電話番号宛ですから、こちらの携帯番号は登録or把握していない可能性が高いですよね。そうなると折り返し電話をしても相手の電話機には知らない090(080)番号が表示されるため、さっきかけた電話の折り返し電話とは思わず、電話にでてくれない場合もあります。
このようにせっかく転送電話を利用していてもスムーズにコミュニケーションがとれなくいため、ストレスにつながることもあります。
(3)転送開始/停止の設定をするのが面倒くさい
1日の間に外出する機会が多い職種の場合、そのたびに転送開始/停止の設定をしないといけないため面倒です。また、無条件転送(転送元の固定電話を鳴らさず転送する)や無応答時転送(転送元の固定電話を鳴らし応答しない場合は転送する)など転送方法の設定変更もその都度行わないといけません。
このように転送電話サービスは便利な反面、デメリットもあります。多くの個人事業主の方もそのようなデメリットを認識していながらも「仕方ない」と諦めている方が多いと思います。
しかし、実は転送電話のデメリットを解消できるサービスがあります。
それは、スマホで固定電話番号の発着信ができるIP電話アプリを利用するというものです。
3.転送電話の課題を解消できるスマホで固定電話の発着信ができるアプリ
個人事業主の定番となっている転送電話サービス。事務所では固定電話機で対応し、外出先では携帯電話で転送された電話を受ける、という使い方ができます。
[スマホで固定電話アプリのメリット]
- 事務所でも外出先でもどこでもスマホで固定電話番号の発着信ができる
- 安定したインターネット環境下であれば音質もクリア
- 転送料がかからず着信無料、転送の開始/停止や設定の変更も必要なし
- 折り返し電話も固定電話番号で発信でき、相手に電話に出てもらいやすい
- 基本料も1,000円前後でリーズナブル
- 固定電話の回線工事が不要なので「安く・素早く」固定電話の導入が可能
[スマホで固定電話アプリのデメリット]
- インターネット回線に依存するため、回線状況によっては着信できなかったり通話品質が劣ることがある
- 110番、119番など一部発信できない番号がある
- 携帯電話の通話料とほぼ同じくらいの通話料がかかる ※かけ放題を利用できるサービスもあり
- スマホアプリなので一部対応外の端末があったり、OSバージョンアップなどで動作が不安定になる可能性がある
転送電話とは異なるので月々の通話料を下げることが可能になるだけでなく、転送元固定電話の回線契約や工事も不要でアプリをインストールするだけのため、手軽に導入でき初期コストも下げることができます。
このように、転送電話に不満を抱えている方のお悩みを解決できるサービスとなりますので、興味がある方は一度無料トライアルを試してみるのもいいかもしれません。現在いくつかの会社からサービスが提供されており、以下のページで詳しく触れていますので是非参考にしてみてください。